不動産を売却するとなったものの、初めての売却でわからないことがたくさん。金額が大きいこともあり、価格がどのように決まるのか気になるところですよね。
売却相場価格とは聞くけれど、自分で調べる方法はあるの?と訪ねて来られる方がいらっしゃいます。売却価格と一言で言いますが、実際には相場価格、成約価格、売り出し価格、販売価格、査定価格と種類があるのをご存知ですか?
今回は種類別に価格を調べる方法についてご説明していきます。
売却価格は実際に物件が売れた金額のことです。
相場価格とは
過去実際に売れた物件の金額から判断し、現時点で市場に出して売却できるであろう金額のことを指します。
不動産価格の種類
相場価格、成約価格、売り出し価格・販売価格・査定価格と種類に分けられます。
それぞれの価格を調べる方法をご紹介していきます。
相場価格
不動産に対する過去の売却実績を参考に現時点での市場で売れると予想されている金額のことを指します。
市場価格は日々変動していきますので確実に同じ金額になることはありませんが、実際に売れた価格が基になるため、相場に近い金額で売却されることが多いです。
相場価格を調べる方法
土地総合情報システム
「土地総合情報システム」は国土交通省が管理しているシステムで、公示地価や基準地価など土地価格の閲覧や過去に実際に行われた売買実績を検索することができます。
インターネットで「土地総合情報システム」と検索すると誰でも調べることができます。
土地総合情報システムで検索できる公示地価・基準地価について詳しく説明していきます。
公示地価とは
国土交通省が毎年3月に公表する全国の標準価格を公示するものです。
公共用地の取得、金融機関の担保評価、企業が保有する土地の時価評価の基準・指標としても活用されます。
基準地価とは
基準地価とは都道府県が主体となって毎年7月1日の評価が9月20日頃に公表される土地の標準価格のことです。
一般の土地取引のほかに、地方公共団体や民間企業の土地取引の 目安として活用され、「都道府県調査地価」とも呼ばれます。
それぞれの検定結果を加味した上で決定
不動産ポータルサイトで調べる
土地の相場価格を調べる方法の1つとして、不動産のポータルサイトを利用するのがおすすめです。
土地総合情報システムで調べることも可能ですが、過去の売買実績になりますので現在の売出し物件は公示されていません。
不動産価格は日々変動していますので、ポータルサイトを利用して現在の価格を把握します。今の旬な相場になりますので、売却のイメージがつきやすくなるでしょう。調べ方は簡単です。気になる不動産会社を検索して、自宅と条件が似ている売り物件を調べてみてください。
成約価格を調べる方法
大手不動産のホームページで検索することも可能ですが、実際の成約価格水準と多少異なる場合があります。成約価格水準の参考として、国土交通省の「不動産の取引価格情報提供制度」や、不動産流通機構の「レインズマーケットインフォメーション」があります。
不動産の取引価格情報提供制度
不動産取引価格情報提供制度とは、誰でも安心して不動産取引を行えるように実際の取引価格を数多く蓄積し、広く皆様に提供していく国の制度のことです。
実際の取引情報をご自身の不動産に役立てることができます。現在平成18年4月から約430万件(令和3年4月30日時点)の取引価格情報を提供しています。不動産会社が情報提供を行っているので、正確性がありますのでぜひ参考にしてみてください。
レインズマーケットインフォメーション
レインズマーケットインフォメーションとは国土交通省が認定する不動産流通機構が保有する不動産の成約価格などの取引情報を公開しているサイトです。
認定する不動産流通機構は、(公財)東日本不動産流通機構・(公社)中部圏不動産流通機構・(公社)近畿圏不動産流通機構・(公社)西日本不動産流通機構の4つになります。
売出価格ではなく成約価格を知ることができるので、特に自宅を売却しようとお考えの方に参考にしてほしいサイトです。
レインズマーケットインフォメーションで検索できること
① 建物種別(戸建て・マンション)
② 都道府県
③ 地域・地域詳細
④ 沿線・最寄り駅・駅からの距離
⑤ 単価
⑥ 専有面積
⑦ 築年数
⑧ 間取り
⑨ 成約時期
⑩ 用途地域
①~③に関しては必須項目ですが、④以降に関しては任意です。
売り出し価格・販売価格・査定価格を調べる方法
売り出し価格の相場に関しては現在売り出し中の物件価格がわかる不動産ポータルサイトで物件情報がわかります。
不動産ポータルサイトとは複数の不動産会社が所有・仲介する物件情報を広告としてまとめてあるものを指します。
Web上に公開することで簡単に調べることができます。
また、検索結果に表示されることが高く、多くの人の目に留まる機会が多いのが特徴です。
マンションの売却価格を調べる方法
マンションの売却価格を調べる手段として、先程紹介した方法の他に、『中古マンション価格天気図』というサイトがあります。
東京カンテイという国内最大級の不動産データベースに基づき価格を公開しているレポートのことです。
中古マンションの全国取引状況を天気図になぞらえて公開しているユニークなサイトです。
取引情報が天気予報のように『晴れ・曇り・雨』など分類されており、それぞれ取引情報が上昇傾向・足踏み傾向・下落傾向とわかりやすく掲載しておりますので、売却が初めての方も見やすいサイトです。毎月傾向も見ることができるので今後の市場の推移を推し測ることも可能になるでしょう。
一軒家の売却価格を調べる際の注意点
不動産業界では一軒家の建物価値は築20年ほどでゼロになるとされています。これは税法上における木造住宅の耐用年数が22年であるためです。
ただし、土地の価格は築年数とは関係ありませんので建物の寿命が築20年で尽きるというわけでもありません。
売却価格を検索する際は、ご自身の築年数も確認するようにしましょう。
情報は一つの参考資料として
売却相場と一言で言っても、様々な種類の価格があることがわかりましたね。
ポータルサイト、レインズ、地価公示や路線価など、各種の情報源に掲載されているデータ自体は間違ったものではありませんが価格はあくまで目安です。
情報自体も最新のものから、過去のものまで集約してありますので全てを鵜呑みにしないよう気をつけて調べるようにしましょう。
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物件の広さや間取り、築年数などに加え、自宅周りの環境、設備だけでなく、所有権、抵当権、賃借権、地上権、地役権、建築基準法、都市計画法なども調査した上で査定にすすみます。
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