古屋付き物件について今回がご紹介。古屋付き物件は、そのまま売却した方がいいの？それとも、更地にしていまって、土地を売却した方がいいの？とさまざまな疑問が発生してきますよね。
相続した物件や、築50年を越える物件、売却しにくい古家を売るテクニックの一つに「古家(ふるや)付き土地」として売る方法があります。
古屋付き土地の売却についてのメリット・デメリット、さらに更地にした場合のメリット・デメリットも併せてご紹介いたします。
該当の物件を売却したいとお考えの方はぜひご覧くださいませ。
『中古住宅』として売るか『古屋付き土地』として売るかの明確な条件はありませんが、法定耐用年数を超えた木造一戸建ては不動産価値はほぼないとみなされることが多く、「古家」と表現されます。
ただし、どちらで売却するかは売主の意思で問題ありませんので、総合的に判断してみてくださいね。
物件の中には法的耐用年数を超えた木造一戸建てで、不動産価値がないと言われても、メンテナンス次第では価値が出てくるものもありますので、今の物件状況を把握することも売主にとって重要なポイントになります。
『古屋付き土地』の売却メリット
古屋付き物件を解体しようとすると、解体費用として坪4〜5万円発生します。
2階建て床面積が30坪ある物件でしたら、解体費用が120万円〜150万円となります。
更地にしてから売却するよりは費用がかからないため、売主の負担を減らすことができます。
契約において売主や請負人が相手側に引き渡した物が、その種類や品質、数や量について「契約内容に適合していない」と判断された場合売主に責任が問われるものになります。
しかし、古屋について契約不適合責任免責の条文を明記することで『契約不適合責任』は免除される場合が多いです。
『古屋付き土地』のデメリット
古屋付き土地として売却すると、その分解体費用や改装費などを任せてしまうことになりますので、
その分を見込んだ価格設定になるため安くなる場合があります。
『更地』の売却メリット
売却をする際に、買取業者が査定を行いに直接現地で土地状態をチェックします。
その際に築年数が高い物件は地盤がしっかりしており、査定金額にも影響してきます。
物件があると築年数や物件の状態により、資産価値が変動いたしますが、更地にするとその価値に悩まされることもありません。
高く売れない物件は思い切って解体し、売りに出すことも考えてみてください。
『更地』の売却デメリット
古屋付き土地売却と逆になりますが、解体するには費用が発生いたします。
解体費用は物件の大きさや重機の搬入のしやすさなどにもよりますので、解体の際は金額に注意してください。
物件によっては更地にしない方がいい場合もありますので、時間をかけて検討するようにしてください。
解体業者によっては整地作業の契約内容に入っておらず、しっかり整地できていない場合があります。
中途半端な状態ですと、売却時の金額にも影響してきます。
今から解体業者に頼む方は更地にする際の契約状況を確認してください。
古屋付きのまま売却をおすすめする物件条件
- 建物に価値があるもの
近年のリノベーション人気もあり、そのままの『味のある』状態自分達らしく暮らしたいというニーズに当てはまります。
また、古民家としての用途もありますので伝統的な建物は価値があるとみなされます。
- 再建築が難しい場合
建築基準法の改正で建て替えが難しい土地の場合、古家を立て壊さずに売ってしまうほうがいいとされています。
- 土地査定より解体費用がかかる場合
まとめ
古屋付き土地を売却する際は、リフォームやリノベーションにどのくらいの費用がかかるのかを事前に確認しておきましょう。
また、自分の土地にどのくらいの価値があるのか用途があるのかを調べておく必要があります。
更地のお考えの方は、メリット・デメリットをよくお考えいただき解体業者に依頼してください。
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